春休みや夏休み、年末年始などの大型連休中は、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは特に混雑します。
多くのアトラクションが60分以上待ちとなることもよくあり、待ち時間に大部分の時間を費やすことになるかもしれません。
そんな時に利用したいのが『アーリーパークイン』です。
アーリーパークインは、特別な条件を満たすことで手に入るUSJの特典で、アーリーパークインを利用することで混雑日でも早くからパークを楽しむことができ、一日のスケジュールに余裕を持つことができます。
今回はアーリーパークインについて詳しく紹介し、その入手方法について説明していきます。
USJアーリーパークイン:アーリーパークインとは
『アーリーパークイン』はUSJで利用できる特典であり、オープン時間の15分前に入場することができます。
長蛇の列に並ぶゲストを横目に、特別な専用入り口から入場することができるため、まるでVIPのような待遇を受けることができます。
「でも15分で何が変わるの?」
と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。そこで、オープン前に入場することでできることを紹介していきましょう。
USJアーリーパークイン:アーリーパークインでできること
①人気アトラクションをいち早く体験
まず、アーリーパークインを利用すると、人気アトラクションに早めに並ぶことができます。
「でもアトラクションはオープン時間から並べばすぐに体験できるんじゃないの?」
と思っている方もいるかもしれませんが、実際には混雑日のオープン時間に合わせて並ぶには、かなり前からエントランスに並ばなければなりません。
アトラクションでの待ち時間は短いかもしれませんが、入場までに同じくらいの時間かそれ以上の時間を並ぶ必要があるのです。
具体的には、混雑する時期では、始発レベルの早さで並ばなければならないこともあります。
しかし、アーリーパークインを利用する場合は、早朝から入場待ち列に並ぶ必要がなく、実際に始発から並んだ人たちよりも早くパークに入ることができます。
混雑日の人気アトラクションでは、朝一に並んでもすでに待ち時間が60分以上になってしまうこともあります。ですから、アーリーパークインを利用すれば、朝一にほぼ並ばずに人気アトラクションに乗ることができるメリットは非常に大きいのです。
アトラクション運行はオープン時間から
アーリーパークインを利用する際の注意点として、アトラクションの運行自体はオープン時間からとなることが挙げられます。
つまり、オープン時間前に並んでいても、実際にアトラクションを利用できるのはオープン時間以降となります。ですので、アーリーパークインを利用してオープン前に複数のアトラクションに乗ることはできません。
ただし、アトラクションを体験した後もまだゲストが入りきっていない状態であるため、2つ目のアトラクションも待ち時間が比較的少なく利用できる場合があります。
アーリーパークインを利用してアトラクションに乗る場合は、待ち時間が長くなりやすい人気アトラクションを選ぶと良いでしょう。
以下に、待ち時間が長くなりやすいアトラクションをいくつか紹介します。
- フライングダイナソー
- ハリウッドドリームザライド~バックドロップ~
- ミニオンハチャメチャライド
- 期間限定アトラクション
期間限定アトラクション利用がオススメ
アーリーパークインを利用してアトラクションを楽しむ場合は、待ち時間が長くなりやすい期間限定のアトラクションがおすすめです。
期間限定アトラクションは特に人気が高く、待ち時間が300分以上になることもありますので、優先的に体験しておく価値があります。
②ゲストが少ない早朝写真の撮影
アーリーパークインを利用すると、まだほとんど人のいないパークを存分に楽しむことができます。
USJはエリアごとに異なる雰囲気があり、風景写真を撮る人も多いです。
しかし、他のゲストが入らないように写真を撮るのはなかなか難しく、混雑日には写真スポットで待ち時間が発生することもあります。
写真撮影を目的にする場合は、アーリーパークインを利用して人が少ない時間帯に撮影することもおすすめです。
③入場整理券をいち早くゲット
新エリアのスーパーニンテンドーワールド(マリオエリア)では、混雑日には入場整理券または入場確約券が必要です。
入場整理券を入手するためには、当日パークに入園した状態でスタジオパスを使用し、アプリまたは指定の整理券配布場所で取得する必要があります。
入場整理券はパークオープン時間から入手可能です。
エリア入場整理券についての詳細は別の記事でご覧いただけます。
入場制限前に入れることも
混雑日には通常朝から入場制限がかかることが多いですが、通常はオープン時間から一定時間はフリー入場となり、その後入場制限がかかる場合や終日フリー入場というケースもあります。
このような場合、入場制限がかかる前にスーパーニンテンドーワールドに入場してしまう選択肢もあります。
なお、入場制限がかかるとスーパーニンテンドーワールドへの入場(整理券の取得)は一人につき一回までとなり、エリアを退場すると再入場はできません。
しかし、制限がかかる前に入場していれば、まだ整理券を発券していない状態なので、制限後に他のゲストと同じように整理券を取得することができます。
そのため、一日に2回スーパーニンテンドーワールドに入場することも可能です。
2回入場すること自体に特別なメリットはありませんが、朝はスーパーニンテンドーワールドで遊び、午後は他のエリアを楽しみ、夜に整理券を使って再度スーパーニンテンドーワールドに入場し、キノピオカフェでディナーを楽しむなど、柔軟な行動ができる利点があります。
USJアーリーパークイン:入手方法
アーリーパークインする権利を入手するためには以下の2つの条件を満たす必要があります。
- JTBの専用プランに申し込む
- 専用プラン内のオフィシャルホテルに宿泊する
アーリーパークイン入手条件1:JTBの専用プランに申し込む
アーリーパークインを利用するためには、JTBのウェブサイトから申し込みを行う必要があります。
JTBにはユニバーサルスタジオジャパンの特集が組まれたページがあり、そこから『アーリーパークイン』が特典としてついてくるプランを選んで予約をすることができます。
下の画像リンクから該当のページに行くことができます。
※アーリーパークイン特典が利用できる予約方法で申し込む必要があります
アーリーパークイン入手条件2:専用プラン内のオフィシャルホテルに宿泊する
JTBのアーリーパークインが選べるプランの中には様々なホテルがありますが、アーリーパークインの特典を入手したい場合にはオフィシャルホテルでの宿泊を選択する必要があります。
オフィシャルホテルはUSJの提携ホテルの中でもパークに距離が近い8つのホテルです。
- ザ シンギュラリ ホテル & スカイスパ アット ユニバーサル・スタジオ・ジャパン
- ザ パーク フロント ホテルアット ユニバーサル・スタジオ・ジャパン
- ホテル近鉄ユニバーサル・シティ
- ホテル京阪 ユニバーサル・タワー
- ホテル ユニバーサル ポート
- ホテル ユニバーサル ポート ヴィータ
- リーベルホテル アット ユニバーサル・スタジオ・ジャパン
- オリエンタルホテル ユニバーサル・シティ
USJの目の前に位置し、USJから最も距離が近いホテルは『パークフロントホテル』です。このホテルはUSJへのアクセスが非常に便利であり、パークへのアーリーパークインを最大限に楽しむことができます。
また、セサミストリートが好きな方には『ホテル近鉄』や『リーベルホテル』がおすすめです。これらのホテルではセサミストリートとのコラボレーションフロアやルームがあり、ファンにとって特別な体験ができるでしょう。
さらに、ミニオンズがお好きな方には『ホテルユニバーサルポート』がおすすめです。こちらのホテルでもミニオンズとのコラボレーションが楽しめるコンセプトルームが用意されています。
そして、スヌーピーが大好きな方には『リーベルホテル』がおすすめです。こちらでもスヌーピーとのコラボレーションが楽しめる特別なコンセプトルームが用意されています。
各ホテルの特徴や魅力については別の記事で詳しく紹介されていますので、ぜひ参考にしてみてください。それぞれのホテルで特別な体験を楽しむことができるでしょう。
USJアーリーパークイン:当日の利用方法
アーリーパークインの特典付きプランに申し込んだ場合、ホテルチェックイン時に必要なアイテムを受け取ります。
アーリーパークイン当日に必要なものは『リストバンド』と『専用チケット』です。
これらを紛失してしまうとアーリーパークインを利用することができなくなるため、注意が必要です。
なお、アーリーパークインはホテル宿泊の翌日から利用可能であり、チェックイン日には適用されませんので、チェックイン日はホテルでゆっくり過ごすことができます。
また、1.5デイパスや2デイパスを利用して2日間にわたってパークを楽しむこともおすすめです。これらのパスを利用することで、より充実した時間を過ごすことができます。
専用サイトからUSJのアーリーパークイン時間を確認する
アーリーパークインのキットには、専用モバイルサイトにアクセスするために必要な情報も含まれています。
この専用サイトにアクセスすることで、利用日のアーリーパークインの時間を確認することができます。
アーリーパークイン当日の朝は時間までに専用ゲートに並ぶ
当日はアーリーパークインの時間までに専用ゲートに到着する必要があります。
専用ゲートはエントランスを正面に見て左側に位置し、VIPツアーの受付なども近くにあります。
朝は専用ゲート付近に案内板が掲示されますので、それを頼りに向かいましょう。
特典を利用するためには、指定された時間に遅れずに専用ゲートに到着する必要があります。遅刻してしまうと特典が利用できなくなってしまうので、時間に余裕を持って行動し、遅刻には注意しましょう。
アーリーパークイン専用リストバンド装着とチケットを忘れずに
入場する際には、ホテルで受け取った専用のリストバンドと日付が記載されたチケットが必要です。
リストバンドは手首に直接装着する必要があります。荷物に取り付けたり、他の場所につけたりすることは避けてください。
USJアーリーパークイン:注意点
アーリーパークイン利用時の注意点も紹介しておきます。
せっかくの特典ですから有効に利用したいですよね。
アーリーパークインでも入園用のスタジオパスは別途用意する必要あり
アーリーパークインはスタジオパスとしての機能はありませんので、パークに入園するためのスタジオパスは事前に用意する必要があります。
一般エントランスに並ばないように注意
アーリーパークインのキットを持っていても専用ゲートに行かなければ入れません。
間違って長蛇の列ができている一般のエントランスに並ばないようにしましょう。
アトラクションやショップ、整理券配布はオープン時間から利用可能
アーリーパークインでは、入園してもアトラクションやショップはまだ営業前となっていますので、その点を注意しましょう。
特に整理券の配布もパークオープン時間からとなりますので、整理券を取得するためにはオープン後に行動する必要があります。
しかし、アトラクションの待ち列の先頭に並ぶことは可能ですので、アトラクションのオープンと同時に利用することができます。
アーリーパークインよりも早くオープンする場合あり
パークエントランスの混雑を避けるため、まれにアーリーパークインの時間よりも早く一般オープンが行われる場合があります。
この場合、専用サイトの指定時間に専用ゲートに並んでいる人には、待ち時間を短縮できる特典として『エクスプレスパス1』がプレゼントされます。
エクスプレスパス1は、任意のアトラクションひとつに待ち時間なしで乗ることができる便利なチケットです。
アーリーパークイン利用者同士の入場は先着順
アーリーパークインは人気のある特典であり、多くのゲストが利用します。
入場はアーリーパークインを利用できる人の中で先着順となりますので、早めの行動が求められます。
通常ではアーリーパークイン時間の約30分前から、専用ゲートに並ぶゲストが現れる傾向があります。
USJアーリーパークイン:まとめ
USJには、アーリーパークイン以外にもアトラクションを待ち時間少なく楽しむことができる特典があります。
まずは『エクスプレスパス』。これを利用すると、アトラクションの待ち時間を短縮して乗ることができます。
さらに、『ユニバーサル VIP エクスペリエンス・プライベート・ツアー』では、専任ガイドがゲスト一人ひとりのためにカスタムプランを作成してくれます。
これらの特典は、アーリーパークインとは異なりますが、効率的にアトラクションを楽しむことができます。
しかし、アーリーパークインの特典として、オープン前のパークに一足早く入園することができるのは、アーリーパークインだけです。
アーリーパークインの15分の時間を有効活用することで、混雑日でもゆとりをもってUSJを楽しむことができます。
また、アーリーパークインはホテル宿泊が前提となっていますので、前日はパーク近くのホテルでリラックスした時間を過ごすことができます。
特に混雑日にしか行けないという方にとって、アーリーパークインは積極的に利用したい特典です。
アーリーパークインを上手に利用して、USJの時間を存分に楽しんでください!
JTBの予約サイトは下の画像リンクからご確認いただけます。